曇のち雨。
玄侑宗久『テルちゃん』読了。生きていて、いいこと、楽しいことばかりがある訳ではない。しかし、究極的に人生は生きるに値するものであり、また、そう生きねばならないことを、玄侑さんの小説は教えてくれる。こういう単純なことは、却って書くのはむずかしいが、ここではそれが達成されている。こう書くとなんだか人生訓のようで気が引けるけれども、玄侑さんはこんな野暮ではない。いつも前向きになれる本を書いてくれる玄侑さんは、自分の愛読する作家です。
- 作者: 玄侑宗久
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/01/28
- メディア: 文庫
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今日はいろいろ聴いた。ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ(五島みどり)、シューマンの交響的練習曲(ポリーニ)、坂本龍一の『エスペラント』、バルトークの弦楽四重奏曲第四番(ABQ)、シューベルトの即興曲D.935(カーゾン)など。
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鈴木宗男氏の「獄中記」。
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