経済的なリベラリズムと社会が壊れることについて / Pop!_OS のマルチブートに苦しむ

曇。
 
言語化して、細かい差異に延々とこだわる。パラノイアックな精神。アカデミズムの世界。
それは「自分と外界」という思考に陥りやすい感じがする。
 
スーパー。ほんと全体的に高くなったよな。精算すると、何でこんな金額になるのだろうとよく感じるようになった。長いことデフレだったからな、インフレの感覚を忘れている。若い人など、生まれてからずっとデフレ経済で暮らしてきた世代なんかは、驚くだろうな。これで好景気っていうんだから、「庶民の感覚」ってやつからはよくわからないよね。
 しかしどうでもいいけれど、濱口先生は「憎税」とかいって、消費税減税をいう人たちをバカにしていたけれど、確かに「しっかり(税を)取ってしっかり使う(再分配する)べき」ってのはよくわかるが、しかしその税を「誰から取るか」ってのは、重要なんじゃないの? 消費税ってのはいわば「公平な税」だから、金持ちからも貧乏人からもしっかり取って、既に再分配という考え方とベクトルが逆向きだと思う(いわゆる「消費税の逆進性」)。やっぱり再分配ってのは、「金持ち→貧乏人」の方向に金が流れるのが、「正義」ってもんじゃない? 世の中、ただでさえ放っておけば「貧乏人→金持ち」の方向に金は流れていくもんだからさ。
 それを放置すると、社会は不安定化し、次第に壊れていき、「階級」は固定化する、それが既にいまのアメリカなんかにはっきりと観られるようになっている、ように思える。(日本も、ゆっくりとその後を追いつつある。)それが経済の「自由主義」(リベラリズム)というものの帰結だ。我々サヨクは、この意味のリベラリズムアメリカ流にいえば新自由主義)をどうするか、よく考えねばならぬところだと思う。
 

 
昼。
昨日の余波でまた新しい Linuxディストリビューションを軽く入れて、本でも読みに出かけようと思っていたのだが、マルチブートできるようにするのに思いの外苦しんだ。ディストリビューションは最近人気らしい、「Pop!_OS」というやつである。
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インストールするのは簡単、っていいたいところだったが、インストール前になぜか efiboot用のパーティションの容量が足りないと出た。検索すると 500MB くらいで充分とあるが、容量不足と表示が出る。起動時になぜか Lubuntu 用のグラフィカルなブート選択画面が出るので、それが容量を喰っているのかな? しかたがないので GParted を用いて、既に使っているパーティションを少し削って、efiboot用のパーティションを1.5GB くらいに増やしたのだが、それに30分くらいかかった。
 インストール自体は簡単に終わった。インストール爆速である。これで上の画像のようになった。Pop!_OS 22.04 LTS が使えるようになった。
 
あとは、マルチブートにしないといけない。他のディストリビューションだと問題はないのだが、Pop!_OS は Grub を使っていないので、このまま再起動すると Pop!_OS 以外の選択ができなくなる。で、ぐぐっていわれているとおりにやったのだが、何をしてもダメ。Pop!_OS から脱出できない。ここでの試行錯誤は書かない。とにかく、Boot-Repair を使って、Pop!_OSからなんとか脱出する。いつものマルチブート用の選択画面が出て、ホッとする。
 が、今度は Pop!_OS に入れなくなった。これも、いろいろやったがダメで、ハッと思いついたのが、とにかく起動トップは(なぜか) Lubuntu になっているのだ、で、Lubuntu に入って「sudo os-prober」「sudo update-grub」でいけた! こうして、ようやく Pop!_OS も含めたマルチブート選択画面になったのだった。
 気づいたらもう夕方。ああ、半日つぶれた、アホだ。
 
夕飯まで Pop!_OS をカスタマイズしたり、そこに Ruby を入れたりする。
 
夕飯はけんちん汁、この素朴な田舎料理がわたしは好きで、寒くなると一冬に何回か作ってもらう。