橋本愛喜『トラックドライバーにも言わせて』

晴。

午前中、ぼーっと過ごす。

肉屋と米屋へ行くも、両方ともまだ正月休みだった。
マックスバリュでトマトジュースを買う。


図書館から借りてきた、橋本愛喜『トラックドライバーにも言わせて』一気に読了。著者はわたしの観たあるテレビ番組のコメンテーターだった方。わたしが普段あまり読まないようなタイプの本であるが、じつにおもしろかった。中身がありすぎてわたしの要約能力を超えるけれど、簡単にいうと元トラックドライバーだった著者が、その仕事に関して啓蒙するという本である。例えば、トラックなど大型車のドライバーは運転マナーや態度が悪いようなイメージが一般にあるかも知れないが、その裏にある理由など。また、ちょっとむずかしい言い方をしてしまえば、日本の運送業界における構造的な問題。トラックドライバーの激務。こういうことは、それらに詳しくない人がふつうに暮らしているだけでは、わからないのだ。物流が止まってしまえば、産業も止まってしまうし、我々の多くは一日だってまともに暮らしていけないであろう、それほど物流というのは大切であるにもかかわらず。
 わたしはひとつの疑問を覚えるのであるが、運送業界はいまたいへんな人手不足で、トラックドライバーの数は全然足りていないにもかかわらず、いわゆる「需要と供給の関係」の市場メカニズムが働かず、給料が高くなり多くの人がトラックドライバーになって人手不足を解消するという方向にいかない。その最大の原因がいわゆる「規制緩和」であり、これもまた市場メカニズムに頼って国が導入したものであるが、それが問題を招いている。ある種のサービス業その他でも、似たようなことが起きているがゆえに、「外国人留学生」という名の体のいい低賃金労働者に頼ることになっている。いわゆる「3K」労働は、これまで誰でもできるものだと見做されてきたが、現実に必ずなくてはならず、実際にはほとんどの人に不可能であるのだから(少なくともわたしにはムリだ)、高賃金化されるのが当然ではないか。スキルから見ても、本書のトラックドライバーの必要とされるスキルはレヴェルが低いどころか、かなりの高スキル職であるように、本書を読むと思えてくる。
 あまり上手く紹介できなかったけれど、もっと注目されてしかるべき本だと思う。

 
夜。
『葬送のフリーレン』第2巻まで読む。

You Tube で「とある魔術の禁書目録」動画を観る。「レールガン」の方は全然好きになれなかったのだが。