リチャード・ブローティガン『ブローティガン東京日記』

晴。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第十二番 K.332(クリストフ・エッシェンバッハ参照)。
ちょっと最近の日記を眺めてみたら、何か岩波書店の本ばかり読んでいるな。無意識にやっていた。しかし、腐っても(?)岩波。やはり岩波文庫は自分は外せない。過激な文庫が少ないのだもの。岩波とちくま学芸くらいか? あとは講談社学術と平凡社ライブラリーがちょぼちょぼ。河出は時々スマッシュヒット。古典新訳には期待。中公は劣化。
久しぶりに朝日新聞を読んでいたら坂本龍一へのインタビューが載っていた。教授、やはり無視できない人であったか。しかし朝日新聞もどうせ権威主義なら、浅田さんとか柄谷行人に書かせればいいのに。東大がいいなら蓮實重彦とか渡邊守章とかでもいいしな。まあ教授を取り上げたのはよかった。
しかし、エラい爺さんたちのあとにカスばかり残るっていうのは、やはりあんまりいいことではないよな…。そうなるのは目に見えているが…。人のことを言っていないで精進しよう。

「らーめん Nageyari」にて昼食。つけ麺(300g)850円。ここは食べログで「岐阜 つけ麺」でトップに来る店だが(「岐阜 ラーメン」なら二番目)、じつは自宅のすぐ近くなのである。おいしいですな。開店からものの15分で満席。東京なら長い列なんでしょうね。すごい人気店になってしまったなあ。
県営プール。行く途中運転しながら、大幅に勘違いしていたことに気づく。未熟者。
リチャード・ブローティガンブローティガン東京日記』読了。福間健二訳。得るところが多かった。これなら藤本和子訳の小説を読み直してみようか。本書は日記的詩集あるいは詩集的日記であるが、これちゃんと日本語の詩になっているよ。大したものだな。ブローティガンは翻訳者に恵まれているな。ブローティガンは50にならずに自殺した。藤本和子さんによる伝記、読んでみないといけないかな。

ブローティガン 東京日記 (平凡社ライブラリー)

ブローティガン 東京日記 (平凡社ライブラリー)