こともなし

雨。のち晴。
昨晩は午前三時頃まで『やちまた』を読んでいて、もうこれは寝ないとと思って寝た。で、入眠時に怖い夢(?)のようなものを見る。ゾッとした。何か無意識が告げたのか、しかし意味はよくわからなかった。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第一番 op.78 で、ヴァイオリンはチョン・キョンファ、ピアノはイタマール・ゴラン。ヴァイオリンという楽器にはどこか本質的な哀愁があるように思えるが、そういうヴァイオリンを弾く典型がチョン・キョンファであるように思っている。このブラームスはおそらく完全に手の内にあるのだろうが、一音たりとも弾き飛ばされた音はなく、すべての音に気持ちが篭っているようだ。ただ不思議なのはピアニストの選択で、ゴランというのはそれなりに知られた人らしいが、個性というものがまったく感じられない。悪くはないがまったく凡庸なピアノに聴こえるけれど、どうなのであろう。少なくともこの演奏では、チョン・キョンファしか聴こえてこない。それでも名演の部類なのかも知れないが。

シューマンのピアノ・ソナタ第一番 op.11 で、ピアノはエミール・ギレリス。1959/2/27 Live. ギレリスはちょっといまのこちらの気分に合っていなくて、これはこちらが悪かった。しかし明晰な演奏で、曲の有り様がよくわかるのはさすがにギレリス。まさしくニーチェのいうアポロン的である。大理石の彫像のよう。

ちょっと頭が疲れているので、今日はクール・ダウンするか。
昼から仕事。
関数型プログラミングをちょっとだけ勉強する(参照)。まだいまひとつよくわからない。
オブジェクト指向クソ」みたいなブログエントリを見かけたのだが、そうなのかなあ。