上村勝彦『インド神話』

曇。
上村勝彦『インド神話』読了。インド神話は、固有名詞が覚えにくいな。主神インドラは、ギリシア神話のゼウスに似て、まことに弱い。優秀な修行者が出ると、人間なのに、その力に恐れを感じて堕落させようとしたり、滅ぼそうとしたりする。それも自分でやらずに、他の神にやらせるのだ。何か意味があるのかな。

インド神話―マハーバーラタの神々 (ちくま学芸文庫)

インド神話―マハーバーラタの神々 (ちくま学芸文庫)


原発デモが盛り上がってきているのは頼もしい。行動力0の自分ですら、近くでやるのなら行くかも、とすら思うくらい。しかし、反増税デモっていうのは、やっていないのかな。原発事故というのは、必ず起きるとは云えないから一応「リスク」なわけだが、増税は確実に、庶民の生活に悪影響をもたらすのだけれども。というか、世論調査を見ると、増税賛成の人は多いのだよなあ。皆、増税しないと日本が破綻すると思っているのだろうが、これ、プロパガンダだとは思わないのだよねえ。こうなると、どうしたらよいのか。まあ、自分などが云っても、なかなか信用してもらえないのはわかっているけどね。どういう意見が正しいのか、自分の頭で考えるというのは、洵にむずかしいです。でも、それが不可能だと云ってしまえば、それで終わり、あとは愚民社会だし。
 しかし、もし増税が不可避なら、こちらの云っていたことが間違っているしか、希望はない。増税しても景気は冷えこまないし、低所得者層が暮らしやすくなって貧富の格差も広がらないし、税収が上がって、それがしかもきちんと国債の償却に当てられ、自殺者の数も増えない。こう上手くいけばなあ… もしこうならねば、失われた二〇年どころか、本当に日本はひどい国になりますよ… 低所得者層としては、泣きたいような話なのだが。