ドゥルーズ『シネマ2・時間イメージ』

曇。
ジル・ドゥルーズ『シネマ2・時間イメージ』読了。自分には本書は、他のドゥルーズの著作にも増してむずかしかった。自分が映画に不案内なことは決定的だが、そればかりでもないような気がする。観たことのある映画について書かれていても、なかなかわからないのだ。本書は映画の本ではあるが、それ以上に哲学書であろう。現在、過去、未来。時間イメージと運動イメージ。我々の知覚が、映画を通して語られているのだ。時間をおいて再読すべき本なのだろう。

シネマ2*時間イメージ (叢書・ウニベルシタス)

シネマ2*時間イメージ (叢書・ウニベルシタス)

ベルクソンの哲学』を再読中。『千のプラトー』も、かつて単行本で読んだのだが、河出文庫のやつを注文した。文庫でじっくり再読しようというつもりなのである。単行本は重いし、活字が小さいのだ。