日曜日。晴。
川崎昌平『ネットカフェ難民』読了。25歳。実家でニート生活だが、ふとしたきっかけで、ネットカフェ難民をやってみようと思う、というわけである。気楽といえば気楽だが、自分で働きながらやるのだから、まあいいのではないだろうか。一箇月の記録だが、バイトで金は入るけれど、楽しみをどうするかに困るというのは、なるほどと思う。しかし問題は、ただ一箇月ということだろう。これが一年間つづいたら、どうなるのか。また違った問題が出てくるのではないか。また、もっと年齢がいったらどうなるのか。世間の目も25歳の頃と同じではあるまい。それから、ここは大切なところだが、本書は記述が「文学的」にすぎる。何も著者は文学好きというわけでもなさそうで、それは、現代が「文学」っぽいものに塗れているからだ。誰も普通に書くと、「文学的」になってしまうのである。真にいいものを書こうと思えば、そこを一旦通り越さねばなるまい。その後の、ネットカフェ難民の記を読んでみたいものだと思う。
ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」 (幻冬舎新書)
- 作者: 川崎昌平
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/09
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- 作者: ポオ,ワイルド,日夏耿之介,エドガー・アラン・ポー,Edgar Allan Poe
- 出版社/メーカー: 講談社
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今日は手力雄神社の祭り。午前中に、町内の子供神輿が家のわきを通る。コンコンと鉦の音。飲めといって紙コップに酒を注いだのを渡されてしまった。
祭りを見に、名古屋の伯母来訪。高齢だが元気。スシロー各務原那加店で昼食。システムに最初戸惑ったが、自分たちでやればいいので気楽だ。で、まあまあおいしいなあ。しかし安いね。
昼から手力雄神社へ祭りを見にいく。今年は父が村の町内会長で、実務に参加している。伯母たちを車で送っていったあと、自分は自転車で駆けつける。死亡事故があって長らく止めていた喧嘩神輿も、数年前から復活した。喧嘩神輿といっても、昔は神輿を地面に倒して、組んず解れつしたらしいが、そこまではしなかった。境内は人でいっぱい。屋台も出ている。さほど期待はしていなかったのだけれど、意外とおもしろかった。
あとで父が言っていたのだが、他から来た(つまり余所者)若い人たちの世帯に、協力金は出さない(こういう世帯が結構あったらしい)のに昼食の弁当はもっていって、そして後で弁当に文句をつける人がいたそうである。今どきだなあと(一応)笑い話にしておいたが、本当に今どきですね。