「レコード芸術」7月号・「吉田秀和」特集/タイラー・コーエン『創造的破壊』

雨。
プール。アピタとその本屋。
久しぶりに「レコード芸術」誌(7月号)を買う。買ったのは何年ぶりだろう、広告も新譜も減って、薄くなってしまったな。「吉田秀和」特集が目当てで、白石美雪氏を聞き手としたインタヴューが、実におもしろい。日本のクラシック音楽受容において、吉田秀和の存在は奇跡的に貴重だった。いまや日本は、世界で最もクラシック音楽が「売れる」国となったが、吉田秀和という批評家がいたことは、日本人にとって何と幸運だったことか。それにしても、九十七歳でいまだに現役かつ最重要の音楽批評家であるというのは、ほとんど信じられないような話である。

レコード芸術 2011年 07月号 [雑誌]

レコード芸術 2011年 07月号 [雑誌]

タイラー・コーエン『創造的破壊』読了。日録に書く。
創造的破壊――グローバル文化経済学とコンテンツ産業

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