森清『大拙と幾多郎』/『思想地図β vol.1』続き

晴。
森清大拙と幾多郎』読了。日録に書く。

大拙と幾多郎 (岩波現代文庫)

大拙と幾多郎 (岩波現代文庫)

今日は時間に余裕があったので、仕事場で『思想地図β vol.1』の後半を読む。特集は、いま流行りのネットワーク・サイエンス(本書では「パターン・サイエンス」)。あまりにも話が細かくてよくわからない論文もあるが、座談会も含め結構おもしろい。まあ、そうあからさまに柄谷行人浅田彰を否定しなくてもいいとは思ったが。パターン・サイエンスを無意識と絡め、フロイトと繋ぐなどというのは、さすがに東浩紀、刺激的だ。ネットワーク・サイエンスにおけるコンピュータの役割は決定的に重要だから、誰かがこういうことをやるだろうとは、何となく思っていた。しかし、インターネットとコンピュータというのは、本当に面白いね。いま若い人で優秀なのは、こういうことをやっているのだな。
思想地図β vol.1

思想地図β vol.1


カーゾンのピアノで、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番を聴く(参照)。絶品(特に第二楽章)。繊細なカーゾンのピアノとセルの指揮とは合わないかと思ったが、そんなことはなかった。この曲は昔から大好きなので、いい演奏が見つかって嬉しい。