ホーフシュテッター『象徴主義と世紀末芸術』/山形孝夫『治癒神イエスの誕生』

日曜日。晴。
JTB。カルコス。
ハンス・H・ホーフシュテッター『象徴主義と世紀末芸術』読了。種村季弘訳。ブログ「憂愁書架」さんのところで教えて頂いた本。しかし、このような本が管見に入っていなかったとは、どういうものだろう。管見であるがゆえか。種村季弘の手に成る翻訳なのになあ。

象徴主義と世紀末芸術 (1970年)

象徴主義と世紀末芸術 (1970年)

山形孝夫『治癒神イエスの誕生』読了。これは刺激的な本。治療者としてのイエスを、アスクレピオスを奉じる治療者集団との関係で考察している。また、当時の砂漠が「神の呪いの地」だったというのも、おもしろい。だから、ある種の病者たちは、砂漠に追放されたのだという。
治癒神イエスの誕生 (ちくま学芸文庫)

治癒神イエスの誕生 (ちくま学芸文庫)