こともなし

熊本にて

晴。
昧爽のサッカー観戦のためというわけではないが、怠惰な一日だった。日本サッカーが海外のメディアで絶賛されてうれしいというのは、俺もこれはナショナリストなのかと思わされたりする。ほんと、こういうのって何がうれしいんだろうね。普段はJリーグすら見ないのに。(でもFC岐阜はちょっと応援している。)あらためて、W杯16強入りおめでとう。

ショパンのピアノ協奏曲第一番を、アルゲリッチのピアノで聴く。音楽的で、じつに華やかな演奏であるが、その華やかな部分がまったくつまらない。ショパンはもっと底が深いのだよ。アバドの指揮も無神経なもの。若きポリーニのなんとも悲劇的な演奏とは、比べるべくもない。アルゲリッチの演奏は、壷に嵌らないときは上滑りしてどうしようもない。