浅田と蓮實の対談/宮本常一『日本文化の形成』

晴。
プール。イオンで腕時計を買う。ソーラー電波時計でも、いまは安いな。6000円くらいだった。
イオンの本屋で、「中央公論」の浅田彰蓮實重彦の対談を立ち読みする。この二十年を振り返る、というような対談なのだが、最近の文化のレヴェルの低さを言って、「下らないコミュニケーションなら、しないほうがまし」というような口ぶりには驚いた。最近のアニメを論じて、ブログで数百件の反応があったからといって、それがなんなの(笑)、という感じである。まあ、それはそうかも知れないが(こちらも貶される方だけどね)。蓮實の最近の姿勢としては、とにかく「書かないこと」だそうだ。しかし、東浩紀への当て付けがかなりあるな。「誤配」とかいっていたのに、今は、とか。大御所たちも、そんなこと云わなきゃいいのに。
 そんなこんなで、久しぶりに『構造と力』をパラパラと読んでみた。やはりこれは、圧倒的にブリリアントだ。浅田さん、もっとすごいところを期待しております。

構造と力―記号論を超えて

構造と力―記号論を超えて

宮本常一『日本文化の形成』読了。ちくま学芸文庫版の講義録の部分は、収録されていない。
日本文化の形成 (講談社学術文庫)

日本文化の形成 (講談社学術文庫)