『聖と呪力の人類学』/清水明『量子論の基礎』

晴。
写真屋
高校野球の決勝戦中京大中京日本文理との試合は、大変なゲームだった。6点を追いかける日本文理が、9回に、ツーアウトランナー無しから5点を取るとは。中京大中京はお隣の県だが、最後は正直言って、日本文理を応援してしまったね。中京が紙一重で逃げ切ったが、両校とも本当によくやりました。
佐々木宏幹『聖と呪力の人類学』読了。難しいテーマを手堅く追求し、とても興味深かった。シャーマニズムの把握が明確で、また、(東京など)大都市のいわゆる霊媒者、霊能者といった存在を、都市のシャーマニズムと位置づけているのも、新しいテーマに切り込んでいる。沖縄のユタの分析も面白い。

聖と呪力の人類学 (講談社学術文庫)

聖と呪力の人類学 (講談社学術文庫)

清水明『新版 量子論の基礎』読了。ユニークな量子論の教科書。場の量子論へ進んでも通用するような、より一般的な要請を基盤にして記述してある。例や解説なども丁寧。初歩的な量子力学の本を読んで、次の少し難しい本に入って道に迷ってしまったときなど、本書は役に立つだろう。お薦め本。