川上弘美『蛇を踏む』

曇時々雨。
川上弘美『蛇を踏む』読了。幻想小説といえばそうだが、日本的にあまりにもウェットな幻想で、ぬるぬるじゅるじゅるしていて敵わない。無いものねだりかもしれないが、もうちょっと硬質であってほしい。松浦寿輝がまたテキトーなことを言っているが、この解説とやらは十分の一に切り詰めるべきである。

蛇を踏む (文春文庫)

蛇を踏む (文春文庫)