東浩紀&市川真人&大澤聡&佐々木敦&さわやか『現代日本の批評 2001-2016』

日曜日。晴。

昨日吸収したうんこが朝起きても消化しきれていないので、起きてずっとその後始末をする。なかなかうんこ困る。
でも今日もたぶん頑張ってうんこ読むんだ。あと一冊あるからね。
しかし、うんこたち頭がいいから困るのだよなあ。俺はアホやからね。

もう本当に何もかも崩壊しているから、足場を組むことすらむずかしい。自分が中沢さんを読むのは、中沢さんが粘り強くかかる試みを(ものすごい膂力で)頑張ってこられたからだと思う。

何か何にもしたくないので(?)、ゆたさんに勧められた『バーナード嬢曰く。』(施川ユウキ)ってマンガを読む。やー、とってもかわいいマンガだな。キューート! 町田さわ子もいいし、僕は神林さんが好きですね。さても、僕はもの心ついた頃からずっと活字を読んできたが、どういう読書家だったのだろうか。いや、読書家って言っていいのかな。まあ冊数だけならふつうの人(?)よりは読んでいるかもしれない。本書の登場人物たちはたぶん高校生なのだろうけれど(本の種類から、とても中学生じゃないよね)、自分も高校生のときはクラスではちょっとは知られた図書室利用者で、SFばかり読んでおりました。図書室には生徒が購入してもらいたい本を希望できたのだけれど、希望する人がほとんどいないので、僕がSFの古典を大量に導入してやりました(笑)。なつかしい思い出です。あれからどれくらいの期間、母校の図書室には僕の入れたSFの古典たちが並んでいたのだろう。もう30年も昔の話である。あの頃がいちばん本が好きだったかも知れない。思い出して、われながらちょっとウルッときてしまった(←バカ)。

しかしここに出てくる本の話とか会話、すごく高度だと思う。僕はこんな楽しい体験をしたことは一度もないな。本の話で他人とレヴェルが合ったことはあまりない。もちろん自分がすごいっていう意味じゃないですよ。何かマンガを読んでいて、登場人物たちがうらやましく感じられる。

散歩。


いまジャガイモの花が咲いているな。それからまだ田んぼに水が入っていないのだけれど、田植えはまだなのかな。

入浴まで二時間ほど、ごろごろしながらぼーっとしていた。

東浩紀市川真人&大澤聡&佐々木敦&さわやか『現代日本の批評 2001-2016』読了。田舎のおっさんが余計な知識を仕入れました。しかしこれ、「日本」って国の話らしいけれど、そんな国知らないなあ。どこにあるの?

現代日本の批評 2001-2016

現代日本の批評 2001-2016

 

いろいろ考えてみたのだが、「理事無礙法界」は我々の知覚する世界だよね。もう少し正確にいうと、言語の運動による世界であるし、存在分節する世界でもある。それに対して、「事事無礙法界」というのは、カントの「物自体」の世界、あるいはラカンの「現実界」みたいなものか。ただ、カントは「物自体」については、存在はするが絶対に知覚不能であるというだけで、それ自体についてはほとんど言及しないが、華厳にあってはそんな風ではないと。「理事無礙法界」が現象界であるというのはたぶんそうだと思うのだがなあ。うーん、しかし、「物自体」は「事法界」に相当すると考えた方がよさそうか。いずれにせよ、自分にはまだよくわかっていない。