武満徹の管弦楽曲集CD

曇。
昨晩は疲れて早く寝たのだが、延々と寝てしまった。いったん目が覚めたのは早朝なのだが、それから夢のようなものをうつらうつら見ながら半覚醒状態で寝ていた。どれだけでも寝ていられる。いま夢を見るのがすごく好きだ。いっておくが、別にふつうの夢ですよ。自転車に乗って近所を走る夢とか、楽しかった。

雨。
母診察。

モスバーガーのドライブスルーにて昼食。
肉屋。

Linux Mint 19.3 を 20 "Ulyana" にシステムアップグレードする。
20200713122116
 
NML で音楽を聴く。■モーツァルトのピアノ・ソナタ第十二番 K.332、第十番 K.330 で、ピアノはヴィルヘルム・バックハウスNML)。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第七番 op.30-2 で、ヴァイオリンはユーディ・メニューイン、ピアノはヘプツィバ・メニューインNML)。メニューイン兄妹のデュオ、すばらしいな。

ハイドンのピアノ・ソナタ第五十三番 Hob.XVI:34 で、ピアノはヴァネッサ・ベネッリ・モーゼルNMLCD)。佳演。


ひさしぶりに CD を買った。武満徹管弦楽曲集であり、指揮はパーヴォ・ヤルヴィNHK交響楽団の演奏である。

トラック2の「ノスタルジア」から、「ハウ・スロー・ザ・ウィンド」、「遠い呼び声の彼方へ!」、「ア・ウェイ・ア・ローンII」と最後まで聴き、冒頭の「弦楽のためのレクイエム」に戻るという聴き方をした。おもしろかったが、多少疲れた。全体としては、世界と一体化していくような武満の音楽の奥深さよりは、分析的にスコアを検討し、知的なクールさを全面に出した演奏のようにとりあえずは聴いた。結果的に、曲の個性がはっきりし、武満のオーケストレーションの見事さ、響きの美しさがよくわかるようになったと思う。逆に、武満の音楽がもっている生命力との深い繋がりは、断たれたようだ。「ア・ウェイ・ア・ローンII」や「弦楽のためのレクイエム」では、とりわけそれを感じた。これはこれで、一流の演奏であるだろうし、特に武満を狭義の現代音楽作曲家と見做す向きには、優れた演奏と評価されるような気がする。これが武満のすべてだと言われると、ちょっと異を唱えたいとも思うが。なお、ひさしぶりの CD の音はすばらしく、いつもの NML を PC で聴くのとはだいぶちがうものだなと感じた。まあしかし、もはや mp3 に慣れたわたしであるからね。