『山田稔 自選集 III』

晴。

午前中、ごろごろ。
メジロがチクチク鳴きっぱなし。

曇。
昼からネッツトヨタへ。カーナビの地図データを更新してもらいに行く。どうやらSDカードを交換するだけらしく、すぐに済んだ。山田稔さんの本をもっていったのだが、あまり読む時間もなかったくらい。
この車も九年間乗って、これで十年目か。長いこと乗っているな。

日没時、ドラッグストア。漢方胃腸薬、玉ねぎ、ヤクルトなどを買ってくる。
知らぬ間に時雨れたようで、道路が濡れていた。


図書館から借りてきた、『山田稔 自選集 III』読了。外国に関する話。巻末の自筆年譜も興味が惹かれる。途中から、「○○死去」の記述が頻出する。山田さん、長生きをされてまわりの人がどんどんいなくなってゆく。

 
葛兆光『完本 中国再考』を読み始める。

夜。
NHK+で、「こころの時代~宗教・人生~ 『なんでやねんと ええやんか』」を観る。京都精華大学のアフリカ人学長、ウスビ・サコさんへのインタヴュー。サコ先生の本については以前書いた。サコ先生とわたしは根本的に合わないような気がするが、それはそれとしてこの番組はとてもおもしろかった。サコさんはコミュニケーションを、「お互いに迷惑をかけあう」というところに見ているようで、興味深いし、それはわたしには出来ない気がする。しっかりした自分をもつべきというのもサコ先生ははっきりしていて、そこもわたしとは正反対であるが、これはサコ先生が正しいのだろうな。いまの時代、こうすればよいというソリューションを大人はもっていない、だから、学生たちを「問いを発することのできる人間」に育てたいというのは、心に沁みた。まったく、そのとおりであるとわたしも思う。いま日本の大人たちがもっている(と思っている)ソリューションは、じつはもう無効なんだからね。