谷川俊太郎『聴くと聞こえる on Listening 1950-2017』

曇。蒸し暑い。

散髪。

図書館から借りてきた、谷川俊太郎『聴くと聞こえる on Listening 1950-2017』読了。詩をあまり読んだことのない人は、谷川俊太郎を読むといいよ。いまの日本で詩に出会うことはむずかしいが、谷川俊太郎ならばたいていの本屋さんにあるだろう。これほど著名なひとが本物であるとは、現代ではめったにないことではないかと思う。

聴くと聞こえる: on Listening 1950-2017

聴くと聞こえる: on Listening 1950-2017

本書には「なんにもしたくない」という詩が収められているが、自分は最近これである。何にもしたくないのだ。本も読みたくないし、音楽も聴きたくないし、ネットも見たくない。それこそ生きていたくもないし、死にたくもない。寝ているのがいちばんいい。これはむしろ、最高の状態なのじゃないかとふと思われたりもする。心配することはない。一生などあっという間に終わる。

NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十九番 op.49-1、第二十番 op.49-2 で、ピアノは園田高弘NMLCD)。あまり演奏されない、ベートーヴェンの「やさしいソナタ」二曲。僕は結構好きですね。特に op.49-2 なんか、チャーミングじゃないですか。ベートーヴェンだってチャーミングな曲を書けるのですよ。■ガブリエル・ピエルネのヴァイオリン・ソナタ op.36(フルートとピアノ編)で、フルートはゲルゲイ・イッツェーシュ、ピアノはアレックス・シラシ(NMLCD)。


足立啓二を読む。これはすごい。