こともなし

日曜日。晴。
朝から花粉で目がかゆい。

モーツァルトのピアノ・ソナタ第十四番 K.457 で、ピアノはグリゴリー・ソコロフ。ソコロフにしてはいまひとつの感じ。第一楽章では指が回っていないし、第二楽章は思ったより平凡。終楽章はモーツァルトの書いていない音符をたくさん勝手に付けている。そもそもこの曲はモーツァルトにしては hard edge な曲なのだが、ソコロフはふわっと弾いているのだよね。自分としてはちょっと違和感がある。

ベートーヴェン弦楽四重奏曲第六番 op.18-6 で、演奏は Gioviale Quartet。初めて聴くカルテットで、アジア系の若者たちのようだ。いいところは技術的に問題のない点で、かなりレヴェルが高い。問題は、これがまだ音楽になっていないことで、ただ楽譜を正確に音にしてみましたというだけのことである。僕は機械にように演奏するおもしろさというのもあると思うのだが、それほどでもなくて、ただ退屈なのであった。けれども、演奏が終ったあと聴衆は結構反応しているので、自分の耳がおかしいのかも知れない。僕としては、彼ら彼女らにはもっと勉強することがたくさんあると思いました。

PC遊び。
夕方、図書館。このところあんまり読めないのに、こんなに借りてきてどうするというくらい借りてきた。市の図書館は 30冊まで借りられるのだよね。どうしてそんなに多いのだろうな。そういや絵本とかたくさん借りていく人がいるか。