日曜日。曇。
午前中、下の甥っ子の試験勉強を見る。高校数学。
昼からもお勉強。
甥っ子、今日穫れたキュウリを一本、生で塩を付けて食う。おもしろい子だなあ。
ごろごろ。
夜。
NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十八番 op.101 で、ピアノはエミール・ギレリス(NML)。風呂に入っていてこの曲が聴きたいな、できればギレリスの録音で聴こうと思ったので探してみた。ベートーヴェンの32曲あるピアノ・ソナタは、この曲から「晩年様式」に入るとわたしは思っている。ワーグナーっぽい第三楽章の和声進行は、聴くだけのわたしにはむずかしい。ギレリスの美しいピアノの音。
■
モーツァルトの
交響曲第三十五番 K.385 で、指揮は
クラウディオ・アバド、
モーツァルト管弦楽団(
NML)。近年になって
モーツァルトのオーケストラ曲は皆な
古楽器で演奏されるようになってしまったが、
アバドのここでのシャープな演奏は、
古楽器の奏法を強く意識したものだろう。それから、(わたしの気づいた限りでは)第三楽章でいくらか装飾音を付けているが、オーケストラ曲で楽譜にない装飾音を付けるのはめずらしいのではないか。
アバドは晩年まで意欲的だったな。晩年の
アバドは、どれを取っても知情のバランスした、すばらしい演奏ばかりだ。
なお、アマゾンレビューにこの
モーツァルト管弦楽団が
ピリオド楽器によるものという記述が見られるが、わたしにはモダン・オーケストラに聴こえる。検索してみても
ピリオド楽器編成という記述は見つけられなかった。
坂本龍一の『1996』を聴く。