こともなし

晴。
山下達郎の「街物語」を聴く。前にも書いたが、懐かしいリズムだ。思えば自分の学生生活の中で、このリズムはいつしか常に意識の底に秘めているようなものだったと思う。もちろん、最近出た「街物語」ではないが、「Paper Doll」とか「Rainy Walk」などで。だからなのか、九〇年代の幼稚な同時代文化の中では、自分の感性はどうしてもマイナーなものにならざるを得なかった。バブル後の嫌な世界を自分の感性に注入しようと試みたこともあったが、結局成功しなかったのではないかと思う。というか、最終的に反動が酷かった。自分のやったことは間違ってはいなかったと思っているが、とり散らかった自分を再び集めるのに、十年以上かかってしまったのだった。
 おセンチなことを書いてしまったな。まあいいか。達郎は九月に新譜が出るようですが。

Ray Of Hope (初回限定盤)

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参考までに。米超党派グループの対日政策提言要旨(山崎行太郎氏のブログより)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201208/2012081500982&rel=y&g=eco