日曜日。晴。
カルコス。
青柳正規『逸楽と飽食の古代ローマ』読了。ペトロニウスの『サテュリコン』を精読している。「トリマルキオの饗宴」から、古代ローマにおける「饗宴」の様子を浮かび上がらせている。
逸楽と飽食の古代ローマ―『トリマルキオの饗宴』を読む (講談社学術文庫)
- 作者: 青柳正規
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/11
- メディア: 文庫
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- 作者: ガイウスペトロニウス,国原吉之助
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1991/07/16
- メディア: 文庫
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このあいだ私は、喫茶店でお茶を飲みながら、あっ。このお店にいる人が全員もれなく、頭蓋骨を所有しているのだ! という当然のことにはっと気がつき、驚いて、動けなくなりました。だからってどうしようもないのだけれど、なんだかどきどきはおさまらず、仕方なく数をかぞえたりしました。七個ありました。(p.139)
それにしても、いま活躍している文筆家の中で、これはすごいという人に関西人が多いというのは、どういうものだろうか。村上春樹、柄谷行人、町田康… 気のせい?
- 作者: 川上未映子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 文庫
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ハイドン祭の延長で買った、リヒテルの弾くピアノ・ソナタ集を聴く。大満足。44番や40番、41番のリリカルな演奏、48番や52番の緊張感あふれるダイナミズム共にさすがだ。48番と52番をグールドの演奏と比べてみると、リヒテルの方が素直であり、より曲想に寄り添っていることがわかる。48番の終楽章など、息を詰めて一気に弾かれる緊張感に圧倒されるほどだ。リヒテルのハイドンは、晩年のデッカ録音の二枚しかないのだろうか。もっと聴きたいのですが。
- アーティスト: リヒテル(スビャトスラフ),ハイドン
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1993/01/25
- メディア: CD
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