鴻巣友季子『全身翻訳家』

曇時々雨。
鴻巣友季子『全身翻訳家』読了。エッセイ集。じつに上手い。

全身翻訳家 (ちくま文庫)

全身翻訳家 (ちくま文庫)

現政権は増税をもくろみ、世論が後押しして日本はさらに終りそうですが、こういうまともなことを言っている自民党議員もいるのです。リンク先の文章に明確にあるように、現時点での増税は文字どおり、百害あって一利なしだということがはっきりしています。さらに云えば、財務省増税を目論んでいるのは、財政赤字を減らすためではありません。(そう思っている人は、敢て云いますがお人好しです。現時点の増税財政赤字が減ることはないし、官僚もそのことは分っています。)とにかく、自民党とか民主党とか言っていないで、聞くべきところは聞くべきです。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20110915#p1


バッハのフランス組曲第一番が聴きたくなる。この曲に関しては、自分はグールドの演奏はダメで、結局ガヴリーロフを聴くことになる。で、他の演奏も聴いてみたくなったため、HMVのサイトで調べてみたのだが、チェンバロのはともかく、ピアノで弾いたのは目ぼしいものが意外にない。シフくらいだが、You Tube で聴けるシフの演奏は、いま一つ気に入らないのだ(もちろん水準以上の演奏ではある)。第二、四、六番ならリヒテルのがあって、これは素晴しいのだが。以下の映像はシフの演奏。

French Suites

French Suites

※追記 シフについてだが、イタリア協奏曲は素晴しい演奏だった。(9/20)