2010-01-03 保田與重郎『日本の橋』/太宰治『斜陽』 日記 曇のち晴。 皆帰る。 保田與重郎『改版 日本の橋』読了。改版 日本の橋 (保田与重郎文庫)作者: 保田与重郎出版社/メーカー: 新学社発売日: 2001/07/01メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る太宰治『斜陽』読了。読み始めて「なんてだらしのない散文か」と思って嫌になったが、そのうち惹き込まれた。太宰は若いうちに読まなかったので、何となく読む気が起きなかったのだが、結局読んでよかったと思う。柄谷行人の解説が付いているが(ちなみに、柄谷にしては少しおとなしいような気もするが)、確かに、評論というものを書いてみたくなるのがわかるような作品だ。太宰の「神経」の、ほとんど病的なまでの繊細さがよく出ている。斜陽 (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/05メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 58回この商品を含むブログ (284件) を見る