ボルヘス『続審問』

晴。
「恵那」にて昼食。
ボルヘス『続審問』読了。博覧強記に圧倒されるが、それだけではない。ボルヘスは想像力の人だ。過去の膨大な書物の中から、驚異的なものを見つけ出してくる彼の感性が、我々を楽しませるのである。ボルヘス自身が言っている。本書には「宗教的ないし哲学的観念をその美的価値によって、時には奇異で驚嘆的であるからというので評価しようとする傾向」がある、と。

続審問 (岩波文庫)

続審問 (岩波文庫)