池澤夏樹『真昼のプリニウス』

雨。
池澤夏樹『真昼のプリニウス』(isbn:4122020360)読了。相変らず理系の話題がトレードマークの著者だが、本書は小説として魅力が乏しい。易にしても中途半端で、科学と対立させるというのも陳腐だ。(そして易の方が選ばれるようなのも、何故かが説得力に欠ける。)まだ、単純なボーイ・ミーツ・ガールの方がマシじゃないか?