河合隼雄『カウンセリングの実際』

曇。雨も。今年はなかなか梅雨明けしない。
河合隼雄『カウンセリングの実際 <心理療法>コレクションⅡ』読了。カウンセラーとか、カウンセラーになりたい人でなくとも、刺激的な本だと思う。人生の可能性を追求するというのは、精神的な危険が常に付きまとっていることが、よくわかる。それから、第五章の「ひとつの事例」は、カウンセリングというのが殆ど命がけだということをよく示していて、洵にスリリングだ。

カウンセリングの実際―“心理療法”コレクション〈2〉 (岩波現代文庫)

カウンセリングの実際―“心理療法”コレクション〈2〉 (岩波現代文庫)