伯父の四十九日/中井久夫/蛇

曇。寒い。
名古屋の八事山興正寺で、先月十日に急逝した伯父の四十九日。法事を終えて建物の地下へエレベーターで行くと、ロッカーのような棚の中に、小さな仏壇と骨壷があった。これがお墓だ。
寺の隣の「かに本家」で食事。岐阜に戻ってくると、雨になっていた。


中井久夫日時計の影』(isbn:9784622074373)読了。これについて、日録に書く。
そういえば、先日読んだ(id:obelisk2:20090218)吉野裕子の本は蛇について書いてあったが、この中井の本にもヴァレリーと蛇についての論考があった。吉野には、そのものずばり『蛇』(isbn:4061593781)という題の本もあるし、最近、岩波文庫でワールブルグの『蛇儀礼』(isbn:9784003357217)というのも出た。(その辺は少し日録にも書いてある。)想像力としての蛇が、かなり重要であるのは確からしい。