スタニスラフ・ネイガウスというピアニストに驚く / 『パリと日本人 近代文学セレクション』

晴。
NMLで音楽を聴く。■ショパンのポロネーズ第二番 op.26-2、第七番 op.61 「幻想」、ピアノ・ソナタ第二番 op.35、第三番 op.58、舟歌 op.60 で、ピアノはスタニスラフ・ネイガウス(NML)。1952, 1971, 1971, 1970, 1959年のモノラル・ライブ録音。
 スタニスラフ・ネイガウス(1927-1980)はロシアのピアニストで、高名なピアニスト、ゲンリフ・ネイガウスを父とし、また、両親の離婚と母の再婚によりノーベル文学賞詩人パステルナークを継父に持つ。一時期日本でたいへん人気のあったピアニスト、スタニスラフ・ブーニンは実子。1980年に52歳の若さで亡くなった。
 わたしはこのピアニストをほとんど聴いたことがないが(2022年6月にまとめて少し聴いているよう)、聴いてみると、最高レヴェルのピアニストであることがすぐわかる。その録音はかつては(その実力に比して)非常に少なかったようだが、いまではライブ音源などがかなり発掘されているようだ。これを聴いていると、最高レヴェルの音楽家が知られない、というのが、ふつうにあることがよくわかる。
 検索するとブログ記事などがかなりたくさんヒットし、なかなか思い入れの感じられる文章が少なくないが、このピアニストがきちんと正確に評されていると思えるのはなかった。ちゃんとした評価はまだまだこれからのちにということになるのだろうな。
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■シューマンの「クライスレリアーナ」 op.16 で、ピアノはスタニスラフ・ネイガウス(NML)。1971年の録音。このピアニストの「クライスレリアーナ」ということで、聴きたいという衝動に勝てなかった。若い頃のアルゲリッチを思い起こさせるような、奔放で幻想的なクライスレリアーナ。すさまじく噴出してくる音楽に、指がついていけてないくらい。こんなのはめったにない。
 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十七番 op.90、第三十二番 op.111 も聴く。1970年の録音。SN の後期ベートーヴェンは決して意外でない。ベートーヴェンに充分なリスペクトをもった、第一級の演奏。op.111 など、心が洗われるような純真(イノセンス)を感じる。
 シューマンの「色とりどりの小品」 op.99〜No.1, 2, 3, 5, 7, 8 も聴く。シューマンの中では片々として決して一級ではない曲集と思うが、見事に命を吹き込んでいる。
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3.1 に咲き始めた紅梅の、いまの様子。
 
昼。
ネッツトヨタにて定期点検。エアコンのフィルターを替えたくらいで、特に問題はなし、あとはコーティング付の洗車などで、まあこれは必要ないんだが、気まぐれでやってもらったり、しなかったり(そもそも、半年点検そのものが、やらなくてもいいといえば、いいのだ)。出されたコーヒーを飲みながら、テレビのワイドショーの音声を聞くともなく、読書しているうちに、45分ほどで終了、クレジットカードで支払う。
 おだやかないい天気。ミニスカで自転車の道ゆく女の子に、つい目がいったり。春だな。
 帰りにガソリンスタンドへ寄る。一昨日遠出したせいもあるが、ペルシャ湾封鎖でガソリンが値上がりするかもな、ってのもある。147円/L で、特に高くはなっていなかった。
 『パリと日本人 近代文学セレクション』(2025)を読了、図書館から借りてきたもの。最後は、戦後のパリの、日本人。読んだのは、関口俊吾、小川国夫、辻邦生、森有正、開高健、草野心平、朝吹登水子。必読でもなんでもない本だと思うけれど、なかなかよいアンソロジーだった。近代の文学的日本語を、ひさしぶりに読んでなつかしかった。

 
いったん帰宅してから酒屋。プレミアムモルツ 香るエール350ml×24 一ケースで5093円。3%割引の日だが、どうやら対象外の商品のようだな。いつもの「どん兵衛」カップ麺のオマケ付き。
 ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エビグラタンパイ+ブレンドコーヒー457円。昼からでもパイとドリンクのセット価格、有効なんだな、知らなかった。
 『宮本常一の本棚』(八坂書房2014)を読み始める。書評集。宮本常一のやわらかい文章は、わたしにとてもフィットする。宮本の「僻地」からの視線は、現代において「田舎」(しかしわたしの住むのは「僻地」ではないし、真の田舎でもない。それこそ、巨大イオンモールまですぐの土地である)を意識しているわたしにとって、必須に近いものである。それは、民俗学、というのとも、ちょっとちがうようだ。柳田や折口の民俗学は、わたしの住む場所では既に「滅んで」いるようでもあるが、宮本常一は、わたしにはまだまだ「現役」なのである。
 あと、ちょっと飛躍するようだが、田舎も含めた、我々現代日本人の「人心の荒廃」を考える際に、宮本は非常に役に立つ。わたしは、それほど大きなことを望んでいないのだが、田舎者すらあまりにかしこくなりすぎた現在、豊かになった日本人の「人心の荒廃」を、どうしたらよいのかという、それに、宮本常一のかつての「僻地」からの射程がきわめて参考になるのだ。
 もちろん、わたしはかつての「僻地」がユートピアであったなどと、思っているわけではない。かつてに比べれば、豊かになった現代日本は「天国」のようなものであろう。なのに、人心が文明的に荒廃しているのが、問題なのである。
 

 
夜。
「将来子ども欲しくない」未婚女性の64% 女性が男性を上回るのは初 「キャリアへの支障」など不安視か ロート製薬が調査(2026年3月2日、MBS NEWS) | YouTube
 
『正反対な君と僕』第8話を観る。あーなんかもう、めっちゃ尊かったな! 谷くんと鈴木は安定のイチャコラぶりだったけど、東と平もなーんかフラグ立ってきた。平って暗い自意識過剰で拗らせてるけど、男に都合よく扱われている東が自分をだいじにしていないって、あんなにハッキリいうなんてな。翌日の下駄箱のところで自爆してたけど笑、めっちゃサバサバしてる東が、結構感じてたっぽい。
 自分的今季最強アニメはこれだな。まだラブコメに新機軸って、あるんだ。
 どうでもいいけれど、今日イオンモール各務原に、このアニメの広告出てたわ。コンテンツ最強でも、ちゃんと宣伝すんのね。
 
『迷い猫オーバーラン!』第8話まで観る。