エレーヌ・グリモーのピアノを聴く

祝日(文化の日)。
昨晩は早く寝て、深夜起床。生々しい夢を見た。起きてしばらく昨日の分のブログ日記を書く。
まだ暗いので朝まで寝直す。
 
晴。
朝食後、三度寝(?)。ようやくすっきりする。
 
スーパー。
 
昼食後、うとうと。
 
ガソリンスタンド。いい天気。
 
 
NML で音楽を聴く。■ショパンのバラード第一番 op.23 で、ピアノはエレーヌ・グリモーNML)。若きグリモーの、フレッシュなバラード第一番。力強く指が回り、どのようにも弾けるという喜びに満ちている。高音の燦きが美しく、これは段々と重苦しくなっていったのちのグリモーからは、失われたものかも知れない。

シューマンのピアノ・ソナタ第一番 op.11 で、ピアノはエレーヌ・グリモーNML)。傑作。この曲には70年代のポリーニの名演があるが、瑞々しさではこのグリモーの演奏の方が勝るかも知れない。見事な力強さと、清新なロマンティシズムで驚かされる。例えば若き日の恋心のような。DENON の優秀な録音技術も、グリモーの透明な音にふさわしい。
 
夜。
心が安定しているときは、本も読みたくないし、音楽も聴きたくない。結局それは、心の安定を揺るがすから、と思うようになった。ただ、存在していればいい。というのがいいことなのか、わたしにはさっぱりわからないが。それは、停滞といえばそうだよね。もっとも、本当の意味で心がまったく動いていないということはたぶんあり得ないのだが。心=世界は常に流動している。
 
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第一番 op.2-1 で、ピアノはフリードリヒ・グルダNMLCD)。■シューマンの「クライスレリアーナ」 op.16 で、ピアノはエレーヌ・グリモーNML)。すばらしい「クライスレリアーナ」。シューマンとグリモーの才能が、キラキラ輝いている。ブラームスの三つの間奏曲 op.117、六つのピアノ曲 op.118 で、ピアノはエレーヌ・グリモーNML)。