ジャンバッティスタ・ヴィーコ『新しい学(下)』

曇。
昨晩はサッカーを見ていて夜更ししたのに、やたらと早起き。何か目が覚めた。

NML で音楽を聴く。■パーセルの三声のソナタ第十番、第十一番、第十二番、パヴァーヌ イ長調で、演奏はパーセル・クァルテット(NMLCD)。■バッハのトッカータ ホ短調 BWV914 で、ピアノは近藤伸子(NML)。

近藤伸子 バッハ:トッカータ集

近藤伸子 バッハ:トッカータ集

モーツァルトのミサ・プレヴィス ト長調 K.140 で、指揮はヘルベルト・ケーゲル(NML)。
Mozart: Masses/Requiem/Organ

Mozart: Masses/Requiem/Organ

スカルラッティソナタ K.1, K.2, K.3, K.4, K.5, K.6, K.7 で、ピアノはカルロ・グランテ(NML)。 
雨。皮膚科。順調に治っている模様。まだビタミン剤が出たけれど。

日本の地方の商店街の壊滅はほぼ完了したのであるが、国民はそれをわかっていつつ何もいうことがない。こうなると、商店街というものが本当に必要であったのか、疑わしくも思われる。地方にはイオンさえあればよいということであろう。自分は思うが、国が滅びる時も、誰も何も言わずただ知らぬ間に滅びているにちがいない。しかし、国が滅びる前に国民の精神が滅びているのだろうし、実際にその過程は進行中である。(いまはネットのおかげでその様子をリアルタイムで知ることができる。)いや、そんなことはない? それならいいけれどね。何も心配することはないというわけだ。まあしかし、「国民の精神が滅びる」とは曖昧な表現である。学問的に正確な表現とはいえないだろうな。自分はいまの子供たちを見て(職業柄それは必須だった)ある種の結論を出したのだが、たんに個人的な体験なのかも知れない。あと、現在のツイッターな。ま、そんなことはどうでもいいので、さほど真剣に考えているわけでもないが。いまの若い人たちは、日本の伝統は他国のそれよりも優れていると考えているらしい。へーという感じ。申し訳ないが、何か笑わせるものがあるな。やなおっさんだね。まあおっさんも、日本の伝統については真剣に考えているのだけれどね。エラソーなおっさんだね。ゴミである。

…ああ、毒づいたらすっきりした。上は無視して下さい。薄めていない原液なので。

まったく、若い人たちの下らないのを罵る暇があったら、自分の下らないのを何とかしろという話だよね。

ジャンバッティスタ・ヴィーコ『新しい学(下)』読了。上村忠男訳。

新しい学(下) (中公文庫)

新しい学(下) (中公文庫)