岩波文庫版『キーツ詩集』/柴崎友香『ドリーマーズ』

晴。
爽快な気分。
音楽を聴く。■バッハ:平均律クラヴィーア曲集第一巻第九番 BWV854〜第十二番 BWV857 (ヒューイット、参照)。■ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス op.123 (ヘルベルト・フォン・カラヤン 1966)。少なくともこの演奏を聴く限り、カラヤンというのはわかりやすい音楽家ではないことを痛感する。というか、自分では力不足を感じる。圧倒的。60年代のカラヤンはちょっと桁がちがう。■ハイドンピアノ三重奏曲イ長調 Hob.XV-35 (トリオ1790、参照)。■メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲 op.110 (カティア・ブニアティシヴィリ、ドーラ・シュヴァルツベルク、ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク、リダ・チェン、ホルヘ・ボッソ、エンリコ・ファゴーネ、参照)。たぶん初めて聴くが、まだこんないい曲を知らなかったとは、音楽の世界は広いな。メンデルスゾーンには本当につまらない曲がない。演奏も、ブニアティシヴィリの見事なピアノを筆頭に、大変によい出来。お勧め。

ウチのごそごその畑。夏も終わり。女郎花(オミナエシ)やサトイモとか。
ウチのごそごその畑
ウチのごそごその畑

岩波文庫版『キーツ詩集』読了。中村健二訳。よかれ悪しかれ青春の歌。

キーツ詩集 (岩波文庫)

キーツ詩集 (岩波文庫)

図書館から借りてきた、柴崎友香『ドリーマーズ』読了。短篇集。柴崎友香はわりと好きなのだが、このところしっくりくるのに出会わない。本書はどれもオカルトっぽいけれど、柴崎友香に合わないような気がする。この人には得意技があって、それゆえ世界を広げるのはむずかしい。ちょっと苦労している気がする。「今のふつうっぽさ」を描く貴重な人なわけだが。
ドリーマーズ

ドリーマーズ