ブレヒト『暦物語』

晴。暑いくらい。
よく寝た。おもしろい(?)夢を見る。若い頃仲のよかった女の子(いまでは当然オバサンだろうが)が出てきた。まだこんな夢を見るのか。存在しない街。あり得ないデパート。 
音楽を聴く。■バッハ:フランス組曲第三番 BWV814(ルセ、参照)。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第十二番 K.332 (ピリス、参照)。終楽章の相次ぐ転調には驚かされる。特に短調に転調する部分があるでしょう。あそこは印象的だ。ハッとする。これもいわゆる「疾走する悲しみ」の一例かな。

仕事場へ行って片付け。「餃子の王将」にて昼食。
Raspberry Pi」人気だなあ。こんな名前だけれど、お菓子とかじゃないですよ。確かにちょっとやってみたくなるよね。というか、欲しいくらいなのだけれど、僕の部屋だけでもノートPC が四台に iPad mini が一台あるくらいで、パソコンだらけなのだよねえ。それが問題。



ブレヒト暦物語』読了。丘沢静也訳。こういう「お話」を読むのは好きだ。通俗好きかも知れない。それはそれとして、本書は本当にエンターテイメントなのだろうか。訳者あとがきはそれを強調するが、他のブレヒトの本と比べれば確かに「甘い」かも知れないけれど、本書はやはり紛れもないブレヒトの作品であると言いたい。少なくとも自分には、本書を以てさえ、訳者のようにブレヒトとエンデなどを同列に置くことはできない。僕は本書を、ブレヒトの善意が詰まった「クリスマス・プレゼント」と形容する気にはいまひとつなれないのだ。ここには塩だってあるのであり、それは時代の流した涙を煮詰めたものだと云うのはおかしいであろうか? もちろん、「ああ、おもしろかった」で終わるのはまったくよいわけだが。
暦物語 (古典新訳文庫)

暦物語 (古典新訳文庫)

ってちょっとネガティブなことを書いてしまったな。訳者の丘沢静也氏の翻訳は、リーダブルでいつも感心している。これからもお願いします。

Linux 32bit 版 Chrome がサポート終了。アップデート時にエラーが出る。それどころか、64bit 版 Chrome のアップデートにも支障が出ている。一応解決したので、詳細はこちらを参照。
LibreOfficeMicrosoft Office の代わりにならない、GIMPPhotoshop の代わりにはならないというのが本当にどれくらい正しいのか、誰かレポートして欲しいのですけれど。僕は MS OfficePhotoshop も使ったことがない(そう強いられたことがない)のだが、ちょっと LibreOffice Writer など、遊びで使ってみようと思う。どれくらい使えないのか、僕程度には充分なのか、調べてみたい。
 ぐぐってみたら、例えばこんなサイトがあった。LibreOffice のレヴューを書き込むサイトだが、評価は二分されている。「使えない」としている人の殆どが、Microsoft Office との互換性とか操作性のちがいを問題にしている。つまり、MS Office の存在が前提とされているのだ。これは予想どおりであった。LibreOffice そのものの評価をする人は、わりと高評価であるように見える。
 GIMP についてもぐぐってみたが、意外に建設的な評価が多くて驚いた。掲示板などでは酷評する人が多いのだが。それよりも、RAW画像が使われることが多くなって、Photoshop を使う機会が減ったという記事が結構ある。ふーん。
 なお、一応書いておきますが、LibreOfficeGIMP も、Linux で無料で使えるソフトです。ちなみに、Microsoft Office は最近のだと 25000〜30000円くらい、Photoshop は 10000円前後くらいしますね。かなり高価です。
 追記。LibreOffice は起動が遅いという評価を散見しましたが、環境に依存するのでしょうけれども、自分のメイン機の Linix Mint 17.2 では、1〜2 秒程度で開きます。ブラウザの起動よりよほど速いです。