清水廣一郎『中世イタリア商人の世界』

晴。
音楽を聴く。■バッハ:平均律クラヴィーア曲集第一巻より、第一番〜第十二番(フェルナー)。ティル・フェルナー(Wikipedia)というピアニストは初めて聴く。青澤隆明の本を読んで聴きたくなった。現代的なバッハとしては、もっとも誇張がなく、音楽的な演奏なのではないか。乳白色の音も美しい。心に染み入ってくるような演奏だ。なかなか気に入った。もう少しじっくりと聴きたい。伝統と切れているところをどう考えるか。

Bach: Das Wohltemperierte Klavier

Bach: Das Wohltemperierte Klavier

県営プール。
イオン。水着を買う。腕時計のバンドを直してもらう。

清水廣一郎『中世イタリア商人の世界』読了。中世フィレンツェの商人、ジョヴァンニ・ヴィッラーニの書いた、有名な「年代記」を読み解いて、中世イタリアの商人の世界を浮き彫りにしようとした本である。素人目に見ても、本書は名著なのではないか。専門書ではあるが、記述が生き生きしていて、読んでいてすこぶる面白い。まあ、自分などが何か云えるような分野ではないけれども、日本人でもこれほどヨーロッパの歴史が語れるのだと感銘した。時はルネサンスの前夜である。歴史が好きな人はどうぞ。
中世イタリア商人の世界 (平凡社ライブラリー)

中世イタリア商人の世界 (平凡社ライブラリー)


音楽を聴く。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第九番op.59-3(ボロディンSQ)。