最近気になっていること

最近気になっていること。自分は経済学の素人で、精々新書の経済本を読むくらいであるが、エコノミストとか何とか、本当に大丈夫かと思う。以下、素人の放言である。
 日本はもう成長は狙わず、成熟社会を目指すべきとかいうエコノミストの類がいるが、これは端的に誤りとしか思えない。成熟社会には自分も賛成だが、そのためには、2〜3%のインフレが不可欠なのである。これは、成熟社会を目指していると思われる、ヨーロッパでも同じで、デフレなぞでは成熟社会どころか、貧富の格差が広がった、貧困社会に転落するのが落ちである。緩やかな成長は不可能でも何でもなく、リーマン・ショック以降、まともな国(国家として成り立っていないような国は除くという意味である)でデフレになっている国など、日本以外にない。こんなことがわからない「エコノミスト」など、看板を下ろすべきである、というのが放言である。
 もうひとつ。どれくらい先に円がいくらになる、とか得々と「予測」しているエコノミストの類がいるが、よくやるよと思う。為替相場の水準は、両国間の金利差の変動の期待(あるいは予測)によって決まるというのが、自分の理解しているところである。為替相場の「予測」というのは、だから「予測の予測」というようなものであって、別にやっていけないわけはないが、やっても博打でなければ、当たろうが外れようが、無責任な当てずっぽうに過ぎない。まともなエコノミストなら、とてもこんなことは出来ないのではないか。(そういうことを言わせて何か意味があると思っているマスコミも悪い。)だいたい、ある「エコノミスト」などは1ドル50円になると得々と予想していたが、はずれたって誰も覚えてないから、責任を取れとか言われないなど、気楽な商売だと思う、というのも放言である。
 ちなみに、自分は1ドル50円にならないとは云わないが、そんなことになったら、日本の製造業は悉く、枕を並べて討ち死にであることは保証する(今ですら死にかけているのに)。よくそんなことが言えるね。感心する。
 もうひとつ、さらに放言しておこう。今回の衆議院選挙、自分は自民党に投票しなかったが、それでも、今のところ、安倍総裁の経済対策は合格点以上であることを断言しておく。既に安倍総裁の施策を貶し始めたマスコミがあるが、それらの中に経済学的にはナンセンスでないような記事は、自分はいままで見ていない。例えば以下を参照。

これらツイートの意味がわからない人は、勉強不足です。経済について語らない方がいい。