コルタサル『遊戯の終わり』

晴。酷暑。気温が三七度を超えている。
コルタサル『遊戯の終わり』読了。短篇集。各短篇ひとつの様々なアイデアのもとに書かれた作品が多いが、アイデア自体は、例えばボルヘスと比べてさほど鮮やかというわけではない。アイデアが、あるのだろうがよくわからない作もある。それよりむしろ、どこか夢の世界と接続した日常生活の描写を、楽しむべきであるように思える。そう、夢というか、現実描写なのに、世界がどこか狂っているような、というか。

遊戯の終わり (岩波文庫)

遊戯の終わり (岩波文庫)


皆そうだと思うけれど、サッカー男女の活躍があって、オリンピックが楽しみになってきた。特に北島康介が楽しみ。以前から、誇り高き北島はいいと思っていた。金メダルを穫れなくても責める気はまったくないけれど、どういう気持ちで本番に向かうのか。とにかく熱い(いや、クールかも。それでもいい)戦いをしてくれそう。