ジャック・アタリ『1492 西欧文明の世界支配』

朝起きたら、雪が20センチほど積もっていた。これだけ降ったのは何年ぶりか。

しかし、昼までに晴れる。
ジャック・アタリ『1492 西欧文明の世界支配』読了。これを読むのはキツかった。しかし、一四九二年はコロンブスアメリカ大陸「発見」の年だが、本当にこの年がそんなに意義深いのか。ここから「進歩」ということが始まり、世界は西欧のものになったというのだが。読みつつも、あまり本論に関係がないかもしれないが、キリスト教ということが頭を離れなかった。すなわちキリスト教とは、その根本教義のひとつに、「キリスト教徒でない者は救われない」ということがある宗教なのだ、ということである。これは、我々がキリスト教文明を考えるとき、常に念頭にあるべきことだと思う。

1492 西欧文明の世界支配 (ちくま学芸文庫)

1492 西欧文明の世界支配 (ちくま学芸文庫)