台風一過/清水美和『「中国問題」の核心』

台風の風の音でなかなか寝付けない。少しうとうとして、早めに起きる。風はまだ多少強いが、雨は大したことはない。結局直撃はせず、豊橋あたりに上陸したことをニュースで知る。被害はほぼなし。
晴。台風一過。
清水美和『「中国問題」の核心』読了。本書に拠れば、最近の中国の日本に対する対応がころころ変化しているのは、共産党内、また軍も含めた、権力争いに起因するところが大きいらしい。軍の勢力が大きくなり、党の方が引きずられ気味なのが恐しい。胡錦濤の権力基盤が脆弱で、軍に傾斜せざるを得ないからだ。胡は後継者の指名も失敗したという。また、近年の日本の凋落に快哉を叫ぶ中国人が多くなってきたのは事実だが、日本人は冷静に対応すべきだろう。言いたいことは言わせておけ、ということである。

「中国問題」の核心 (ちくま新書)

「中国問題」の核心 (ちくま新書)

高瀬正仁『無限解析のはじまり』読了。副題「わたしのオイラー」。日録に書く。