県岐阜商が帝京に勝ってベスト4/竹田青嗣

晴。夜は涼しくなってきた。
高校野球をTV観戦。地元の県立岐阜商業が、強豪の帝京を6-3で破る! 県岐商はこれでベスト4。いやあ、盛り上がった。帝京に勝つにはこれしかない、とも思われる見事な野球で、実によくやったと思う。リードされて、帝京は焦っているように見えた。愛知の中京大中京も勝ったから、決勝は、東海勢同士なんかになったら楽しいな。
竹田青嗣『陽水の快楽』(isbn:4309402658)読了。「哲学少年、やってるな」とは思うが、文章が軽すぎて頭に入ってこない。例えば「ここで注意したいのは、陽水の音楽が、自らの審級をメタモルフォーゼさせてひとつの峰を築くとき、そこに必ず、今述べてきたような、世界への超越論的な欲望が姿をみせ、それぞれの響きの中で、それを鋭く裂開させるような仕方で、完成されたフォルムを作り上げるということである」というような文章があるが、気持ちはわかるけれども、自分には、このような哲学用語を鏤めた甘ったるい修辞は、恥かしいとしか感じられないのである。