こともなし

曇。

NML で音楽を聴く。■エドガー・メイヤー(1960-)の弦楽五重奏曲で、演奏はエマーソン弦楽四重奏団コントラバスエドガー・メイヤー(NML)。

String Quartet 4

String Quartet 4

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十六番 op.31-1 で、ピアノは園田高弘NMLCD)。何というか、聴いていて啞然としてしまった。僕はこの曲はベートーヴェンの中ではまあつまらない方の曲だと思っていたのだが。だからそれほど真剣に聴いたことはないと思うのだけれど、園田の演奏は、これは何だこれという感じ。ちょっと大袈裟にいうと、打ちのめされてしまったというか。なるほど、これはいまのふやけた我々にわかる筈がない。誰も園田を聴かなくて当然だと納得されてしまった。しかし、NML の園田の録音は結構あって、全部聴くのは大変そうだが、やるしかないだろうな。■モーツァルトのデュポールのメヌエットによる九つの変奏曲 K.573 で、ピアノは野平一郎(NMLCD)。■ニコライ・カプースチン(1937-)のフルート・ソナタ op.125 で、フルートはイマヌエル・デイヴィス、ピアノはティモシー・ラヴレース(NML)。カプースチンって全然知らなかったのだけれど、たくさん CD が出ているな。ホント、自分の無知に驚くわ。ただ、自分にはそれほどの音楽とも思えないのだが。もう少し聴いてみるかな。ちょっと洒落ているし、わかりやすくて聴きやすいしな。
Kapustin: Complete Chamber Works for Flute

Kapustin: Complete Chamber Works for Flute

 
ツイッターを見ていると自分のような何の専門家でもない、しかも能力のない人間はただの役立たずだとわかるのだが(そんなことは最初からわかっていたが)、役立たずでもまあまあまともな役立たずになることはなかなかむずかしいので、その方向でこれまで三〇年ぼちぼちやってきたのを続けるかなという感じ。人間のクズでも生きていてよいよねと思っている。まあ、世の中の片隅でひっそりとやっていこう。

しかし、皆んな自分の主張をわめきちらかして立派なものだな。僕には自分のオリジナルな主張などめったにありはしない。基本的に他人の意見を知ったかぶりしていうのみである。まさに人間のクズ。

凡夫一生修行。少しずつでも向上したいものだ。

延々と昼寝していた。
酒屋。