吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』/養老孟司『かけがえのないもの』

曇。
このところ、昼食のあとに、ウチに生っている柿をデザートに食べる。今日は富有柿と御所柿と油壺。富有柿はもっともポピュラーで甘く、普通の「柿」っていう味がする。あとの二つはめずらしいと思うのだが、こちらの方が好きなくらい。御所柿はちょっと渋みが入っているという感じ。油壺は特にめずらしいようで、外見は渋柿っぽいのだが、独特の甘みがあって好きだ。ウチは田舎ですからね。こういうものも庭に植えてあるのです。
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吉田篤弘つむじ風食堂の夜』読了。こういう小説はあまり読んだことがないな。どうでもいいと云えば、どうでもいい小説なのだが。でも、自分にない感性を持っている。問題は、日常性だ。つまらない日常性にこそ、奇跡が存在する。(※追記本書に関して他の人のブログを読んでいたら、どこかに「ほんわか」とあった。なるほど、そうも云えるか。)

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

養老孟司『かけがえのないもの』読了。大切なことばかり書かれている本で、特に「戦後日本の特徴は都市化であった」(p.169)という知見は、忘れてはならない。都市化というのは、養老先生のいう「脳化」でもあるのであって、脳が作ったものでないものに触れることの重用さというのは、これから益々重要になる発想だろう。そうなると、自分が田舎に住んでいることも、プラスに転化できるのかなとも思う。
 そうそう、文庫解説が、自分の大好きな玄侑宗久師であるのも嬉しい。わかっている人たちは、何らかの繋がりがあるものだな。
かけがえのないもの (新潮文庫)

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九課完敗じゃないですか。少佐は変だし。いよいよ話が煮詰まってきたな。続きが観たくなってくる。しかし、絵がヘタなのは気になるなあ。
レンタル店。