秋月龍萊『白隠禅師』

晴。急に涼しくなってきた。
音楽を聴く。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第七番op.59-1(ボロディンSQ)。名手たちの安心して聴ける演奏。緊張度もほどほどで、普通に聴くのにいい。さらに、第十五番op.132を聴いてみる。米アマゾンのレヴューで絶賛されていたのだが、確かにこれは、この曲のスタンダードな演奏のひとつになれそうなものだ。ボロディンSQの演奏というのは、臭みのようなものがなく、純粋に音楽に浸れるように感じる。この曲自体好きで、第十四番とともにベートーヴェンの最高傑作のひとつだろう。第三楽章も終楽章も感動的だ。

Beethoven: String Quartets

Beethoven: String Quartets

モーツァルト:ヴァオリン・ソナタ第三十二番K.376、第二十六番K.302、第三十五番K.379(ムター、オーキス)。申し分なし。ムターはもちろん、オーキスのピアノも好サポート。
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集

モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集


秋月龍萊『白隠禅師』読了。これは名著だろう。単なる白隠の伝記ではなく、優れた禅案内、仏教案内になっている。一見平凡のようだが、誤解してはいけない。やるべきことをやった禅僧の手に成る、得難い本なのだ。秋月師は厳しい方で、著作も正直言って苦手なこともあったが、よくわかっていなかったのだな。文庫本だし、是非お薦めである。自分も本書は、手近に置いておこうと思っている。
白隠禅師: 仏を求めて仏に迷い (河出文庫)

白隠禅師: 仏を求めて仏に迷い (河出文庫)


ウチのテレビのレコーダーはブルーレイなので、それで録画したディスクは、ノート・パソコン(DVDドライブ)では観られない。どうにかならないのかと色々調べてみたら、それで分ったことに、ウチのテレビには映像の出力端子が一切ないのだな。デジタル端子どころか、アナログ端子すらない。結局パソコン用の外付けブルーレイ・ドライブを買うのが一番安そうなのだが、BRドライブはパソコンとの相性がかなりあるようで、躊躇している。まあ、自分の部屋で観るのはしばらく諦めるか。