柳田国男『孤猿随筆』/朝日新聞の凋落

晴。暑い。
柳田国男『孤猿随筆』読了。解説はなくもがなではないだろうか。岩波文庫まで無理に解説をつける必要は、ないように思う。

孤猿随筆 (岩波文庫)

孤猿随筆 (岩波文庫)


最近の朝日新聞は無残なものだ。とにかく広告ばかり。見開きの半分である1ページ分は全面広告であり、となりの記事のページも、下三分の一は広告である。記事も相変らず不勉強で、さらに詰まらなくなっているような印象だ。夕刊もペラペラに薄く、読むところがない。個人的には、クラシック音楽のディスクの紹介がなくなったのは残念至極。以前は「朝日試聴室」は、それなりの権威すらあったのだが。ネットに重心を移したいのかも知れないが、中身がこれでは先が思いやられる。まだ本の広告が載るだけ、マシかも知れないが、これがなくなったら自分もどうするか分らない。