『たのしいRuby』/長田弘『笑う詩人』

日曜日。晴。
音楽を聴く。■バッハ:パルティータ第一番(ツィマーマン)。
休日早朝出勤。

『たのしいRuby』にだいたい目を通し終えた。精読はあまりしていないけれども、大凡のところはわかったと思う。OOPオブジェクト指向プログラミング)の勉強は、Java よりも Ruby でやった方がよさそうな感じ(僕みたいな面倒くさがりには、Java は合わない)。Ruby は素人目に見ても、相当にバランスのとれた言語で、やってみたい気を起こさせる。特に Perl によく似ているので、Perl 好きの自分には、習得するのはそれほどむずかしくなさそう。あとは、gem(Perl のモジュールに相当)を上手く使えるようになれば、Perl と同じように使えるのではないか。まあ、今のところ Perl がめっちゃおもしろいんですけれども。
 上とはあまり関係がないけれど、Ruby の生みの親であるまつもとゆきひろさんによれば(参照Ruby = Lisp + Smalltalk + Perl + C だそうで、へーと思った。Perl というよりは、意外と C 言語なんだな。しかし、やはり C 言語は覚えないと話にならないね。いちおう十代の時に勉強だけはしたから、何とかなるとは思うが。(8bit だったが)アセンブラだってできるんだぜ。

Perl の長所でもあり短所でもあるのは、Perl が柔軟で、同じことをやるのに色々な方法があるということ(いわゆる TMTOWTDI)。確かに他人から見たコードの可読性は減るので、トレンドとしては機能を絞って、誰が書いても同じようになる言語がいいとされていると思う。まあしかし、自分勝手に書いているだけなら、自分の生理に合わせられる Perl は素晴らしいと言えないこともない。Ruby はどうなんだろう。少なくとも、Perl よりはトレンディだと思う。まあ、PerlRuby でやれることは似ているね。
 とりあえず次は、図書館から借りてきた『パーフェクトRuby』に目を通そう。自分にはちょっとむずかしそうだが。
パーフェクトRuby (PERFECT SERIES 6)

パーフェクトRuby (PERFECT SERIES 6)

図書館から借りてきた、長田弘『笑う詩人』読了。ハッとするところも、下らなくてウンザリするところもある。誤植の話はおもしろかった。自分の詩に誤植があって、友人たちにそれを伝えたところ、誤植があったやつの方がいいと皆に云われて、それを定稿にしたというもの。それから、ブルトンの翻訳で、原文は「女の手首」だったのに、邦訳では「女の生首」と誤植されていたとか、凄みがあるよね。
 しかし、著者は詩人なのに、散文で饒舌すぎるような気もする。
笑う詩人

笑う詩人