野家啓一『科学哲学への招待』

晴。
よく寝た。過渡期だから睡眠がたくさん必要。
音楽を聴く。■バッハ:三台のピアノのための協奏曲ニ短調BWV1063、ハ長調BWV1064(シフ他、参照)。シフはいいのかダメなのかよくわからない。■ベートーヴェン交響曲第二番op.36(ラトル、参照)。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第六番K.238、第十五番K.450(ピエール=ローラン・エマール)。現代音楽のスペシャリストであるエマールのモーツァルト。うん、いいんじゃないでしょうか。クリア・カットなピアノの響きが快感。でも、特に変ったことをやっているわけではない。新鮮だがオーソドックスでもある。あとは、何回も聴いてどうかということだけれど、とりあえずは気に入りました。

Piano Concertos No 6 15 27

Piano Concertos No 6 15 27

モーツァルト:アンダンテと変奏K.501(アルゲリッチ、酒井茜、参照)。おそらく酒井が第一ピアノ。きれいな演奏なのだが、第二ピアノと比べて浅いのが歴然としている。■エルンスト・トッホ弦楽四重奏曲第六番op.12(ヴェルディQ)。ロマン派的、保守的。以前聴いたのは、もっと前衛的な曲だったのだが。
Toch - String Quartets 6 and 12

Toch - String Quartets 6 and 12

メシアン:神の顕現の三つの小典礼(ロジャー・ミュラロ、ヴァレリー・アールマン=クラヴリー、エレーヌ・コレレット、フランス放送聖歌隊、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団チョン・ミョンフン参照)。何とも美しい! 感覚的に、メシアンの音楽ほど美しいものは、滅多にない。現代音楽だからと云って聴かないのは、もったいない。

野家啓一『科学哲学への招待』読了。元本は放送大学のテキストなので、教科書だと思った方がいい。教科書としては、目配りの行き届いた公平な本だと思う。特に、ポパーやクーンなどの科学哲学に関する記述は、よく纏まっているのではないか。科学史に関しては定型的だが、通説をそのまま採用しているところが少なくなく、例えば山本義隆の本は参考文献に挙がってはいるものの、そこで判明した事実が充分に取り入れられていない。そういうところは結構あったと思う(今アルコールが入っているので、面倒なことが書けない。しかし、例えばコペルニクス説の受容は、本書で描かれているような単純なものではなかった筈。コペルニクス説は、現実の定量的な説明としては、在来説つまり「天動説」に劣っていた)。まあしかし、教科書として本書以上のものを書くのは、そう簡単なことではないだろう。科学哲学への導入として充分。(AM0:03)
最近買ったプログラミング本。
Web開発の基礎徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus)

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Perl徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus)

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Perl 本はラリー・ウォールへのインタビューがおもしろかった。このところ Perl を使っていないのだけれど、やはり Perl は偉大。ラリー・ウォールを尊敬するプログラマーって、多いのだよな。Ruby に恋しているのだが、まだまだ Perl 文化には敵わない。
プログラミング言語 Ruby

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Effective Ruby

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Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope-

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その Ruby なのだが、Rails の本は山のようにあるのに、それ以外で僕レヴェルの経験の浅いプログラマーが楽しく読める本が少ない(『Rubyによるクローラー開発技法 巡回・解析機能の実装と21の運用例』はよかった)。できるだけ Ruby の本は買います。
猫でもわかるWindowsプログラミング 第4版 (猫でもわかるプログラミング)

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C言語はやらないといけないなあという話。C++, C# とかもなあ。PHP は必要になるまでやらないけれど、Python はやらないといけないだろうなあ。JavaScript は嫌になってきた。簡単に CoffeeScript とか使えるようにして欲しい。