小島寛之『数学的思考の技術』

雨。のち晴。
早起き。
音楽を聴く。■テレマンターフェルムジークI(III.フルート、ヴァイオリン、チェロ及び弦楽合奏通奏低音のための協奏曲)(ムジカ・アンフィオン、参照)。何という気持ちよさだろう。演奏のせいもあるかも知れない。■モーツァルト:弦楽五重奏曲第三番K.515(ターリヒQ、参照)。■ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第十四番op.142(エマーソンSQ、参照)。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十八番K.456(バレンボイム)。バレンボイムの透明感のあるピアノが素晴らしい。
早朝出勤。

小島寛之『数学的思考の技術』読了。とりあえず読む。どうやら自分は本書を正確に判断できる能力を欠いているようだ。おもしろかったか。うーん、まあまあ。恥ずかしい文体の村上春樹論も収録されている。村上春樹は数学的なんだって。著者の本業の数理経済学に関しては、それこそ自分には語る能力がないが、敢て当てずっぽうに言ってみれば、この人の経済学にはかなりある種のバイアスがかかっているのではなかろうか。別に、それがいけないわけではないけれど。ケインズの乗数理論は誤っていることがほぼ確かだということだが、それは知りませんでした。じゃあ、公共事業なんてあまり意味がないのではないか。本書は基本的に反ケインズ。あと、小野理論がすごいということ。それもよく知らない(小野理論の名前しか知らない)。また、宇沢弘文はえらいそう。これまたよく知らない(これは宇沢弘文という名前しか知らない)。知らないことばかりだな。勉強しましょう。

数学的思考の技術 (ベスト新書)

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