森浩一『萬葉集に歴史を読む』/島田雅彦『天国が降ってくる』/松宮義仁『日本人のためのフェイスブック入門』/福嶋麻衣子、いしたにまさき『日本の若者は不幸じゃない』/円堂都司昭『ゼロ年代の論点』

日曜日。晴。
カルコス。
森浩一『萬葉集に歴史を読む』読了。文庫オリジナル。面白い。

萬葉集に歴史を読む (ちくま学芸文庫)

島田雅彦『天国が降ってくる』読了。傑作。悪意を弾丸にして、機関銃で撃ちまくっている。やはり島田は真の小説家だ。

天国が降ってくる (福武文庫)

松宮義仁『日本人のためのフェイスブック入門』読了。フェイスブックがいま一つわからないので、読んでみた。

日本人のためのフェイスブック入門 (Forest2545Shinsyo 29)

福嶋麻衣子といしたにまさきの共著『日本の若者は不幸じゃない』読了。いくら先行世代が「お前たちは不幸だ」と言っても、実際に今を生きている若者らが、自分たちを不幸だと思っていないというのは、当り前の話だな。若者らには、生きている現実は所与なのだから。大体、こうした現実を作り出したのは、我々と、それに先行する世代であるわけだ。勝手なことを言っているのは、こちらの方である。我々はそれを自覚すべきだ。

日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)

円堂都司昭『ゼロ年代の論点』読了。チャート本。面白くないことはなかったが、自分にとってはあまり生産的に作用しなさそうな本だった。

ゼロ年代の論点　ウェブ・郊外・カルチャー (ソフトバンク新書)

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シノーポリの指揮するウェーベルンを聴く。爽快。協奏曲op.24がいい。

Webern: Im Sommerwind/Orchestral Pieces