西村賢太『寒灯』

晴。
昧爽起床。起きると夏の寝間着では肌寒いくらい。
この秋初めて長袖の部屋着を着た。
 
NML で音楽を聴く。■マーラー交響曲第五番で、指揮はクラウディオ・アバドベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。現代的なマーラー演奏の到達点。マーラーというポストモダン音楽の頂点をモダニズムで演奏するとどうなるかという結果だと思う。すごすぎて誰も真似ができない。1993年のライブ録音。

モーツァルトのピアノ協奏曲第二十一番 K.467 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリス、指揮はクラウディオ・アバドウィーン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。
 
老母をかかりつけ医のところまで送っていく。
 
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第三十二番 op.111 で、ピアノはアナトール・ウゴルスキNMLCD)。■モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第二十四番 K.376 で、ヴァイオリンはルノー・カピュソン、キット・アームストロング(NMLCD)。
 
 
昼食に焼きそばを作って食う。
 
50分散歩。曇ってしまった。平凡写真。


ジュズダマ(数珠玉)。






もう彼岸花はお終いだ。用水の水も止まってなくなった。
 
「日本の古本屋」サイトで注文していた、種村季弘さんの『ビンゲンのヒルデガルトの世界』(1994)落掌。送料込で 2,320円だった。選択できる中からいちばん安いものを選んだのだが、オビは傷んでいるものの、古書としては充分きれいではないか。本来なら、県図書館くらいにはあっていいと思うけれどな。
 
 
図書館から借りてきた、西村賢太『寒灯』読了。いわゆる「秋恵もの」。貫多は確かに同情する価値もないクズであり、秋恵に逃げられて当然なわけだが、それにしてもままならぬな。クズの貫多でも、自分のしたことを心底後悔するのだ(それすら自分勝手なわけだが)。さみしいものである、何でこうなっちゃうかなって、一級品の文学に対していかにも幼稚な感想。

 
 
夜。
『好きな子がめがねを忘れた』(2023)第13話(最終話)まで観る。え、これでおしまいかー、2期希望(笑)。なんか最後までムズムズした。CG 多用の攻めた独特の作画はたぶん賛否両論だろうけど、僕は慣れてよかった。三重さんと小村君、三重さんがめがねを忘れるというのを使った、ちょっと変わった関係性。話題にならなかった作品だけれど、僕は楽しんで観てました。 
今日は一度も部屋の冷房を入れなかった。