こともなし

曇。
 
朝から主語の大きいことを考えて鬱々するが、それも自分が卑小なゆえ。自分の個人的な憤りを、世界に投影しているだけだと思う。まあしかし、それだけなら、わたしが卑小だというだけのことで、済んでしまうが、残念ながらそれだけでないのも事実だ。それに関して、自分は無力で、つまりは力がない。やっていることも、ほとんど無意味だ。
 
スーパー。やはり外に出ないとな。部屋にいてひとり過激な観念を弄んでいるというのは、どう考えたって健康でない。買い物をしている人たちを見て、働いている人たちを見て、陳列された商品を、見るともなく見る。皆んな、生きるだけで精一杯だ。そして時に、ささやかな楽しみを味わう。それで、何のいけないこともない。ちょっとしたことで元気を出して、日々生きてゆく。
 
昼過ぎてもぼーっとする。いやあ、大変だ。
昼寝。
ジョウビタキが近寄ってくる。肉屋。ガソリンスタンド。
ごろごろ。
 
夜。
はっぴいえんど『風街ろまん』(1971)を聴く。

 
「ぼっち・ざ・ろっく!」(2022)第4話まで観る。2話くらいだけ観るつもりが、惹き込まれてしまった。ぼっちちゃんの陰キャ拗(こじ)らせぶりが、時々せつないな。他のバンドメンバーが、現実にはあり得ないいいコたち。